BLOG 包丁研磨
こんにちは!ニッパーです。
今回は、単発の包丁の修理や、研ぎ直しの投稿です。
・画像上、骨董市で1000円で買った、恐らくスジ引き包丁です
買ったときは、錆びだらけで、柄も腐っていて外れそうでした、
まず、柄を外し、錆取を行います、ベルトグラインダーが
活躍します、全体が綺麗になったら、新しい柄を付けます
材は手元にあったブビンガを使いました、ブビンガは、硬く
腐りにくいので、柄には適していると思います、固定は
包丁や、ナイフ用のネジ類を使えば綺麗に仕上がるのですが
私は外観は気にしないので、普通のステンレス皿ネジとナット
で止めています、最後に漆(新ウルシ)を塗って完了です、
この包丁はほとんど使いませんが、バランスが良く気に入っています。
・画像中は、オークションで買った中古のヘンケル社の包丁です、
結構使用感はありましたが、研ぎ減りはありませんでした、
まず全体を研磨してきれいにしました、 最大のポイントは、
両刃から片刃にした事です、ベルトグラインダーで一回刃を引いて
片刃にします、切っ先は残して少しづつ片刃を付けて行きます。
切っ先を加工しないのは、切っ先は熱が籠って温度が上がり
焼きが戻ってしまう恐れがあるからです、刃を9割位付けた所で
砥石での研磨に移ります、荒砥石で切っ先も含め刃が付くまで
研磨し、#500目の砥石で仕上げます、ほぼ10:0の片刃に仕上げ
ましたが、サバのへしこ(ぬか漬け)をさばいた所、刃が少し
傷んだので9.5:0.5位の片刃にしました、完全な片刃にすると
ヨーロッパの柔らか目の包丁だと、応力が片刃の片側のみに
かかるので、刃が凹んでしまう様です、9.5片刃にしたら、
問題無くなりました。
・画像下、オークションで買った新品の菜切包丁です、
オールステンレスにこだわったのは、食洗器対応です。
この包丁も片刃にしました、上の包丁と同様の工程で
片刃にしました、この包丁も9.5:0.5程度の片刃にしました
この包丁はとても使いやすく、7割位はこの包丁を使います。
包丁は、10本以上ありますが、画像のオールステンレス2本と
鋼(ハガネ)製のペティーナイフをよく使います。
今回は、ここまでにします、 閲覧ありがとうございました。